ソリューション
吸引よりも押し出す方が有効
もっとも簡単な解決策は、パイプの下部(海底部)にポンプを置くことです。しかし現実的には難しい方法だと思われます。その理由は次の通りです。:
- 海底付近の圧力である8 0barの水圧に耐えられるポンプは非常に高価である。
- ポンプに使用する電気配線等は、特殊なものを必要とするため費用がかかる。
- 海底部でのポンプのメンテナンスは困難である。
そこで、弊社のシステムは以下の通りです:

弊社SWACシステムでは回路をクローズド・ループとし、上部(陸上部)にはポンプ,下部(海底部)には熱交換器をそれぞれ配置し、熱交換器からの冷たい水を陸上に運びます。
従来のSWACシステムと比較すると、以下の相違点が挙げられます:
- パイプは約50%長くなり、初期費用が上がる。
- 熱交換器の特性上、パイプ内の水温は1℃高い。
- パイプ内の液体は海水ではなく、低密度であり温度交換性のより高い水道水を使う。(普通水は≈4200 J kg−1 K−1、海水は≈4000 J kg−1 K−1)
弊社SWACシステムでは、パイプの最大圧力を16barに設定しています。
このパラメータで、オープンシステムとクローズド・ループシステムの比較を行います。

小さなパイプでのSWACは現在クローズド・ループシステムだけです。システム自体は大きくなく、設置等に際しとても有利になります。:
- パイプは100mのロールで提供されるので、簡単に設置できる。
- システム設置が容易に出来、高価な機械は必要ない。
- 海での作業は一般的な船で行える。(従来のSWACシステムでは、パイプ運搬装置等の特別な装置を必要とします)
そして、クローズド・ループであることが一番の特徴です。:
- クローズド・ループ内の冷却水は、用途に応じて変更する事ができる。
- 一般的なシステムには不可欠な吸水口の網は必要ない。
- 環境に影響がない上、海産物等の吸い込みも無い。
経済面では、タヒチの例においては、5 -10年の間で投資は回収できます。


